インシリコデータ株式会社関連ブログ;Blog of the In Silico Data Ltd..

 ようこそ(株)インシリコデータブログへ。このブログでは、主としてインシリコデータのホームページでは直接編集できない細かな内容をフォローいたします。本ブログ内容等に関する質問/要望/意見等はこちらのブログか、インシリコデータのコンタクトアドレス(insilicodata.contact@gmail.com)にメールをいただければ幸いです。
 なお、一部で著者の私的な情報に関する掲示板としても本ブログを利用いたしますが、この点お許しください。
 In this blog, I discuss and write various themes which I cannot edit on the
homepage of the In Silico Data. This blog also partly include a little personal themes.

2024/07/20

CBI学会2024年大会で、「計算ADMET研究会(旧計算毒性学研究会)10周年記念」の開催が決まりました。

 10月28日(月)~10月31日(木)に開催されますCBI学会2024年大会のフォーカストセッションにおきまして、「計算ADMET研究会(旧計算毒性学研究会)10周年記念」の開催が決まりましたのでお知らせいたします。スケジュールは、日時:1030日(水)14:00-15:30で、場所はタワーホール船堀4F研修室となります。

 「計算毒性学(現計算ADMET)研究会」は日本最初の計算毒性学を討論対象とした研究会で、2014年にCBI学会における研究会として発足致しました。この研究会主催による最初のキックオフミーティングが開催されたのが、CBI学会2014年大会で、タワーホール船堀4F研修室でした。

 「計算ADMET研究会(旧計算毒性学研究会)10周年記念」におきましては、10年前の研究会発足時のキックオフミーティングにて最初にご講演いただきました、本間正充先生(現国立医薬品食品研究所)に再びご講演いただくことが決まりました。また、本年のCBI学会2024年大会の大会委員長であります水口賢司先生(大阪大学 蛋白質研究所)よりご講演いただけます。本件に関します詳細は、決まり次第適宜アップ致します。

 「計算ADMET研究」に関与されている研究者の方々や、本研究分野にご関心を持たれている研究者の方々の参加をお待ちいたします。




2024/07/13

PHARMSTAGE 8月号の目次です。

  先に、PHARMSTAGE 8月号の原稿完了しましたと報告しました。

 以下のブログ(◆自律型創薬と(大規模)生成AIの連携)に、目次を掲載いたしましたので、リンクいたします。ご興味のある方は見てください。

自律型創薬と(大規模)生成AIの連携情報時代の自律(オートノマス)型研究: PHARMSTAGEの原稿完了しました。今回の目次です。 (insilicoscreening.blogspot.com)





2024/07/11

『PHARMSTAGE』の 2024年8月号の投稿原稿完了しました。 
 現在ゲラ待ちです。

PHARMSTAGE』の20248月号において原稿を作成しており、パタパタしておりアップが遅れていました。昨日、原稿作成が完了し、メールいたしまして、ゲラ待ちとなりました。

 表題は以下のようになります。

 「大規模生成AI時代のADME・毒性データベースの構築と近未来のAI創薬」 

 今回は編集や章立て等にかなり苦労しました。この点で日々奮闘しながら原稿を書いていたのですが、やはりChatGPTやMS Copilot等があるとかなり便利ですね。本当に原稿作成や編集等は以前と比べて効率よく行えるようになりました。個人的にはまだまだ発展してほしいのですが。

 実際に原稿を書いていると、現在の「コンピュータ時代」におけるデータベース構築と、今後の「情報時代」におけるデータベース構築はかなり変化するな―と感じました。「情報時代」に突入したばかりで、今後のAI革命時代のデータベース構築をうんぬんするのは、まだまだ早いと感じます。しかし、ChatGPTやその他の大規模生成AI が発表、公開されている現在、今後を議論することはかなり難しいですが不可能ではありません。楽しいです。

 今回の原稿作成においては、「コンピュータ時代」のデータベース構築技術を論じ、更なる「情報時代」におけるデータベースのあるべき姿を予測するという感じで楽しく執必することが出来ました。発刊は8月13日なので、ご期待ください。




2024/06/28

昨日、INTERPHEX(晴海)展に行ってきました。とても楽しかったです。

  昨日、東京国際展示場で開催されていたINTERPHEX展に行きました。ここ数年参加していなかったので、どのようになっているか見たかったし、製薬関連の最新情報を仕入れに行きました。

 数年間行ってなかったので、雰囲気等懐かしく感じました。全体的にハード関連の展示は大きな変化は見られない感じでした。しかし、合成の実験で行っていた撹拌や溶出、包装、その他の機器の展示や、工場建設に対する展示と私の眼には以前に受けた感じと同様に凄いなーの連続でした。合成研究での実験台等も展示されていましたが、奇麗で、機能的で、デザイン性もあり、これだと合成研究も進むだろうなーと感じました。ただ、見過ごしたかもしれませんが、一時急速に普及しだしたHTS関連の展示は無かったようです。でも、HTS関連機器の展示等は機器分析展での展示だったかもしれませんが・・・。そちらに期待したいと思います。

 ソフト関連で、数か所のブースでAI という言葉が出ていたので、いろいろと説明を聞いてきました。先々週参加したInterrop24でもAI関連のブースを探して聴いてきたのですが、その時と技術的な状況に関しては大きな変化はありませんでした。生成AI というのは頭文句に出している感じで、適用も事務関連から、基本概念の説明とか、受注してから始めるという感じでした。またAI と言いつつ、最新の生成AIではなく、通常型の分析・予想型のAIであったりと、現場でも混乱しているようです。創薬関連なので面白い生成AI事例があれば・・・と期待したのですが、残念です。いいチャンスなので、世界に後れを取らないようにするという観点でも頑張ってほしいです。

 とても楽しかったのは、Fujitsuのブースがあり、現役時代の後輩に会えたことです。彼らと情報交換等いろいろとして来ました。また、Fujitsuではないのですが、創薬関連企業の方で計算機化学関連の仕事をされていた知人の方にも会えて、情報交換出来ました。今回の展示会では、やはり旧知の人々に会えることは、展示と関係なくとてもうれしいです。



2024/06/20

MEDCHEM NEWS, SEMINAR, Vol.34, AUGUST, No.3 ,2024.
著者校正が完了いたしました。発刊は、8月1日(木)となっております。。

 医薬品化学部会の部会誌のMEDCHEM NEWSへの投稿ですが、一昨日、著者校正が完了いたしました。本稿の表題は以下のようなものです。

 「コンピュータ時代」の自動型創薬から、「情報時代」の自律型創薬へ

    ~ 大規模生成AIが支える、近未来における創薬研究の形 ~

 目次等は以下のようになっております。来るべき情報時代の研究スタイルとChatGPTによるAI革命がどのようなものであるかについて解説しております。ご期待ください。

https://insilicodata.blogspot.com/2024/06/medchem-news-seminar-vol34-august-no3.html





2024/06/14

本日 Interop24に参加してきました:幕張 12日~14日

 幕張で開催されているInterop24 に参加してきました。最近は学会発表や著述業が中心の活動をしており、展示会等あまり参加していなかったので、久しぶりに賑わいを楽しめました。 幕張近くに住んでいるので、展示会が幕張で開催される時は便利です。

 最近の展開で、AI がどのように実社会で組み込まれているのか最新の情報を得たくて参加しました。参加して大きな変化を感じたのはディスプレイ技術の発展でした。多くの企業がディスプレイを展示していましたが、大きさ、奇麗さ、様々な形状(特に曲面)でのディスプレイと圧倒されました。もともとディスプレイは展示力が目標の技術なので当たり前ですね。

 展示会出展会社も大きく変わっている感じがしました。いつも大きなブースを設けていたMS やインテルのような会社は展示していませんでした。また私の古巣の富士通、他のNTTやキャノン、EPSONといった企業も展示はありませんでした。その他の多くの著名な会社もかなり入れ替わっており、まるで別の展示会に行った感じがしました。

 肝心のAIですが、確かにAI がらみの展示は多くなっていますが、多くは画像認識やその延長上の生成AI という感じでした。あとは業務改善や、IT 技術者の育成等の展示が多く、大規模生成AIの実践という感じでは、まだこれからという感じでした。唯一、大規模言語モデル(LLM)的な機能を持つとして、ChatGPTと機能を比較して展示していたところもありましたが、これからという感じでした。別にChatGPT と比較する必要はなく、自分の機能を強調すればいいと思いますが・・・という感じです。業務対応は、やはり社内業務で残念ながら研究レベルへの対応は意識していないようでした。

 今回の展示会では研究レベルを意識した大規模言語モデル(LLM) の適用はまだまだこれからという段階で、ハード的な展示が中心と感じました。しかし、製薬関連や医療関連の展示会もあるので、そちらでは、研究に対応した大規模言語モデル(LLM)の展開等あるかもしれません。期待しています。

 研究レベルでの(大規模)生成AI に関する展示が無かったということは、まだまだ一般的な関心が研究レベルまでは及んでいないということの証拠です。私的には、皆が動いていない今からスタートすれば、大きなアドバンテージが得られると考えますし、内心喜んでいるところです。毎日(大規模)生成AI に関する報道や情報が行き交っているので、展示会に行く前は、遅れをとっているのでは?と心配していましたので、一息ついています。








2024/06/04

MEDCHEM NEWS, SEMINAR, Vol.34, AUGUST, No.3 ,2024. 著書の目次です。

 先に、8月1日に発刊されるMEDCHEM NEWSの著作業務をしたと書きましたが、タイトルだけの情報では、どのようなことが書かれているのかイメージがわかないと考えます。そこで、以下に著書の目次を掲載いたしますので、どのようなことが書かれているかイメージしていただければと存じます。ご興味を持たれていただければ幸いです。

表題:

 コンピュータ時代の自動型創薬から情報時代の自律型創薬へ

 ~大規模生成AI が支える、近未来における創薬研究の形~

1.はじめに

2.「コンピュータ時代」から「情報時代」への移行と実験の分類

 21 コンピュータ導入による研究実験(業務)の分類の歴史と種類

 22 新しい基準での研究分類の必要性

3.現在から今後の研究業務における新たな分類の提案:「自動型研究」と「自律型研究」

 31 「情報時代」における研究業務の分類

 32 「自動型研究」および「自律型(オートノマス)研究」

 33 研究業務における「自動型研究」および「自律型研究」の割合

 34 研究業務の知的・創造的業務へのAI技術の適用

4.「情報時代」のAI関連基本技術と原理

 41 AI 技術の歴史と種類

 42 現在汎用的に展開されているAI と(大規模)生成AI の違い

 43 大規模言語モデル(LLMLarge Language Model)とは

 44 ChatGPTが、なぜ知的・創造性を有するのか

 45 大規模言語モデルの学習量が増えると何が起こるのか

 46 大規模言語モデル(ChatGPT)の支援可能な機能

5.  今後の創薬関連研究における人間と(大規模)生成AIとの関係と役割

 51 「自律型研究」における人間と(大規模)生成AIの違い

 52 「自律型研究」における人間と(大規模)生成AIの協調の重要性 

6おわりに

 61 コンピュータ時代のAIと情報時代のAIの違い

 62 非定型研究業務である自律型(オートノマス)研究を支援する(大規模)生成AI

 63 (大規模)生成AIの展開に備えた準備の必要性

7.編集後記 

参考文献

関連著書

関連情報リスト:ホームページ、ブログ、資料





 

2024/05/27

著作者:湯田 浩太郎、
 コンピュータ時代の自動型創薬から情報時代の自律型創薬へ:
 大規模生成AI が支える、近未来における創薬研究の形、
MEDCHEM NEWS, SEMINAR, Vol.34, AUGUST, No.3 ,2024.

  ここ数か月忙しかったのは、著作作業に従事していたので時間が取られていたためです。本著は、私が提唱している「自律(知的、オートノマス)型研究」に関する著述です。2022年11月に公開/発表されたChatGPTは、研究者の専任業務である、知的・創造的業務の支援が可能であるという提案です。今後の「情報時代」のキー技術である(大規模)生成AIは正に革命的技術に相応しい機能や能力を有しています。農耕具時代、産業革命の機械時代、そしてコンピュータ時代に至る数百年間、研究者の能力のみに依存してきた「自律(知的、オートノマス)型研究」の支援が新たなAI(即ち、(大規模)生成AI)にて可能となります。研究の中で最も重要、且つ研究の大部分を占める業務が支援可能となります。これにより、研究の効率化、創造性拡大、知的作業支援、他の様々な研究者依存業務に技術のメスが入ります。研究環境は「情報時代」の革命的AIを迎えて大きく変化するでしょう。

 今回の著作では、ChatGPTを始めとした種々の(大規模)生成AI の進歩が速いので、日々の情報のフォローアップに追われ、情報に入れ替えや、全体の流れを見失なうことの無いように編集しました。ご興味のある方は、是非ご一読ください。現在著者校正待ちで、発刊は8月1日予定となっております。

以上





2024/05/25

インシリコデータ関連ブログ群は徐々に新名称となりまして、新たな環境と内容にて順番に活動始めます。

  ここしばらく、忙しさにかまけてブログの更新が遅れてしまいました。この点お詫びいたします。現在は以前お話いたしましたように、コンピュータが大きな役割を占める「コンピュータ時代」から、大量のデータを中心として変化する「情報時代」へと急速に変わりつつあります。特にChatGPT の公開・発表後は(大規模)生成AIの展開が早く、私も興味を持ちつつ、楽しむと同時に、日々のフォローに追われております。

 時代が変わり「情報時代」となり、AI革命が始まりました。これにより情報時代の研究、特に「自律(知的、オートノマス)型研究」が大きく変化し、研究者の研究業務の形は全く新しいものになると考えます。湯田は、AI 革命における研究業務の変化や、情報時代の研究の有り方や内容等に関する討論を積極的に進めてまいります。今回のAI革命は通常の汎用、事務業務やコマース等の業務よりも、研究業務のような知的、創造的活動が主体となる「自律型(知的、オートノマス)型研究」に極めて大きな影響や変化をもたらすものと考えます。

 今後とも御支援や積極的な討論お願いいたします。





2024/01/25

新たなブログ名称および内容の案です:
This is a proposal for a new blog name and content.

 新ブログを構成するにあたり以下の点を留意しつつ検討いたしました。

■討論テーマは来るべき「情報時代」に相応しい内容とする

・新たな技術等に関する積極的な討論を目指す。

・「情報時代」の基盤技術となる大規模言語モデルや種々生成AIを主たるテーマとする。

■従来型の基本的な分野や手法に関する議論の場も設ける

・「コンピュータ時代」における技術も、ある程度フォローする。

・「コンピュータ時代」と「情報時代」の技術の連携や、改良等の効果も重要。

■インシリコデータのHPとの連携性も考慮する  

・インシリコデータのHPには討論のみならず関連資料が多数掲載されている。従って、そのHPとの連携により、相乗効果が期待できる。


1.インシリコデータブログ:

 ⇒ インシリコデータおよびオートノマス(自律型)関連、一般及び速報


2.オートノマスブログ:

 ⇒ 自律型(知的、オートノマス)研究概論関連ブログ


3.インシリコスクリーニングブログ:

 ⇒ 自律型(知的、オートノマス)創薬等の適用関連ブログ


4.AI法関連ブログ:

 ⇒ 大規模言語モデル(LLM)、種々生成AI 関連ブログ(GAI)


5:KY 法関連ブログ:

 ⇒ KY法およびデータサイエンス関連ブログ


6:テーラーメードモデリングブログ:

 ⇒ テーラーメードモデリング及びインシリコ創薬関連ブログ