インシリコデータ株式会社関連ブログ;Blog of the In Silico Data Ltd..

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2024/09/05

 すごい絶景、凄すぎる。 氷河が集落の目前に迫り、周辺を見れば氷河が10本程度見渡せ、それぞれの氷河のスケールも絶大・・・・

  極北の地、ニーオーレスンに着きました。氷河、氷河、氷河、もう信じられない世界です。ついた港?の埠頭には流氷が流れ着いており、触ることもできました。天気は曇りで、気温が3度でしたが、風がないため、防寒具を着ていれば問題ないです。唯一失敗したのは手袋です。忘れたので、船内で購入しましたが、皮製でないと風が当たって手袋内部も冷たくなり、カメラの操作が困難となります。上陸地点では風がなかったので問題なかったのですが、船に乗ってトップデッキに立つと意外と風が強く、手袋の手が冷たくなり、カメラの操作も困難となりました。チャンとした装備が必要ですが、30度前後の千葉にいた時は、ここまで下がるとは想像できませんでした。

 ここは景色のみならず様々な点で他の寄港地とは異なる点が多くあります。

1.停船時間は4時間のみ

2.歩ける範囲は埠頭から整備された区域のみで、以外は進入禁止

3.進入禁止内にある観光スポットに行くには、ライフルを持ったガードの参加が必要

4.歩ける範囲内でも基本的に歩ける部分は、砂利道か板で作られた歩道のみである

5.通信が極めて重要なので、半径20㎞以内はWi-Fi禁止 

 なんやかんや言っても、とにかく絶景・・・。は通常は遠くの山の上のほうに少し見えるだけの氷河が、すぐそこにあり、氷河から流れ出した流氷も手で触れるし、氷河も奥のほうは見えなくなるくらいの極大氷河。それが10本程度ある。とにかく、この絶景に感動です。


2024/09/03

 着きました! 西洋北端の地スヴァールバル諸島。もうじきロングイェールビーンに着きます。

  現在の気温7度Cです。北緯78度、東経15.6度。こんな北の地の体験なし・・・・。本日の気温5度で、曇り。

 規模的には町ですが、スヴァールバル諸島の首都であり、町並みは綺麗で整然としています。バスで市内観光と、郊外に出て犬ぞりのセンター的なところで犬ぞりについての説明を受けました。乗り方、特にブレーキのかけ方は印象的でした。犬ぞり本体につけられた板のようなものを雪面に突き刺すのと、それでも止まらないときは船の錨のようなものをそりから投げて、力づくで止めるそうです。止まった後に錨を上げて再スタートする時は必ず、そりに乗ってから上げないと、そりだけ走って一人残されるので要注意だそうです。極寒の地で一人残されたら惨めですね。

 犬ぞりの犬はハスキー犬が多かったそうですが、最近は多種多様の犬が採用されているそうです。犬は大型ですが非常に人懐く、手で触るととても嬉しがって、体を寄せてきます。犬好きの私にはとてもたまらない時間でした。

 郊外に出ると道路は舗装されておらず、バスはがた凹道を走っていました。暫く走ったのちに犬ぞりセンターに着きましたが、下車地点から犬ぞりセンターまでの歩きには、ライフル銃を持った警備人?が一緒に犬ぞりセンターまで付き添い、センターにても終始そばにおり、バスに乗るまで一緒におりました。ここまでするのかと思いましたが、スヴァールバル諸島の公的な規制事項となっているそうです。




2024/09/02

 最北端の集落まで来ました。ここは夜のない、白夜の世界です。 オーロラが見れません。

 白夜についてはいろいろと学んでいましたので、太陽が沈むことなく地平線をまたいで太陽が出入りするという程度しか認識していませんでした。やはり机上の空論的なものですね。

 まず、太陽が沈んだ、イコール暗くなるということでは無いと。いくら何でも、夜中の一時や二時では真っ暗なはずということが甘かったですね。カナダのイエローナイフでオーロラを見た時は、夜中の一時ごろから三時くらいまでは真っ暗闇でした。イエローナイフはかなり緯度が高いのですが・・。

 白夜では、闇は無くて十二時過ぎても、二時や三時でも薄明るくなっています。したがって北緯が高いほどオーロラ見れると思って楽しみにしていたのですが、夢は消えました。もっと南に行かないと駄目ですね。




2024/09/01

本日は一日中船上でのクルージングです。ホニングスヴォーグからスヴァールバル諸島のロングイェールビーン(Longyearbyen)と、ニーオーレスン(Ny-Alesund)に向かっています。

  本日、次の目的地に上陸するためのレクチャーがありました。ロングイェールビーンは人口2千人の町で、最も北にある町で、炭鉱の町だったそうです。現在は大学もある町となっています。一方で、ニーオーレスンは人口は冬季は24人という、ごくごく小さな集落で、民間人が定住する世界最北の集落だそうです。

 ニーオーレスンのレクチャーでは、集落の大まかな内容や自然の景観などが説明され、主として観光にあたっての注意事項が示されました。集落内の近くに鳥の繁殖地とその他のエリアがあり、そこは立ち入り禁止区域です。禁止エリア外に著名な観光スポットがありますが、そこに行くときは8人単位で行き、銃を持ったガードが一人つくそうです。また、周辺20Kにわたり電磁的悪影響を避けるために、WiFyや無線関連の機器は使用禁止となります。生活の大部分が無線を頼っているので、このような措置が取られるそうです。また、郵便局があり、もちろん世界最北の郵便局です。切手を貼ってポストに郵便物を投函すると、ここのスタンプが打たれて世界中に届くそうです。







ついに来ました極北の地、北の岬(NORDKAPP, North Cape)です。

  トロムソからさらに北上し、ホニングスヴォーグに着きました。ここはヨーロッパにおける最北端の北の岬に行く、最短距離の町です。人口はやはり二千数百名の小さな町です。NORDKAPP(North Cape)まではバスで約40分です。ツアーの目玉は二つで、一つはカニの料理についての話と、カニ料理を食べるものです。二つ目がNORDKAPPでした。最初のカニ料理の時はノルウエー特有の天候で、カニ料理の説明中にも寒くて、氷雨、曇り、晴れ間が繰り返されました。天気は数分から十分単位で変化すると実証しました。

 NORDKAPPに行く過程ではこの天気が嘘のように変化し、晴れ間がのぞいたと思ったらそのまま晴れが広がり、気温も上がり(14度)、風もなく、心地よい天気となりました。北の岬には地球を模したモニュメントがあり、その周辺では多くの人々が写真を撮っていました。モニュメントは北極圏との境目を示すものと殆ど同じでした。

 NORDKAPPは海面から数百メートル上の、断崖絶壁の上に建てられています。帰船後、次の目的地に向かうフェリーから岬の下から望みましたが、かなり高い断崖絶壁の上にモニュメントが立っているのがわかり、天気も良く、素晴らしい日となりました。