トロムソは人口約6万5千人の大きな市となります。市の中に湾をまたぐような大きくて形の良い橋が架かっており、通行量も多い感じです。橋を渡ってすぐの場所には有名な建築家が建てた教会があり、そのスマートな形は印象的です。ただし、わけがあって建築後に設計者は自分が設計したものではないことにすると宣言したそうです。私は、設計者の考えには理解できますが、設計と実用の違いは設計上の問題点ですね。なぜこのようになったかは、興味があれば調べてみてください。また、そばにはロープウエーがあり山頂からの眺望は絶景です。
トロムソは南極および北極探検で著名なアムンゼン卿の南極や北極探検のベース基地のような場所でした。市内の歴史ミゥージアムの展示内容はアムンゼン卿関連が多くありました。彼はトロムソの名誉市民で、世界的に著名で、多くの人に尊敬されていますね。私も、アムンゼンやスコットの極点到達競争は学んでいましたが、トロムソがアムンゼンの極地探検のベース基地とは知りませんでした。とても素晴らしい市です。残念ですがアムンゼン卿は次に挑戦した北極点到達で、飛行機事故にあって亡くなったそうです。その救助隊の飛行機はトロムソから出たそうですが、救助には間に合わなかったとの話でした。アムンゼンが探検委使った飛行機の写真等、とても貴重ですし、飛行機自体もいろいろあって、面白かったです。
ノルウエーのデザインの素晴らしさは何とも言えないですね。家具、調度品、建築物等が日本にはないすっきりした感じでまとめられています。建物は直線中心ですっきりとまとまっています。家具もスッキリしているし、電話機等も超スマートな形をしているものは北欧系のデザインのようです。また、市内のいたるところにデザイン事務者があるような感じでした。デザインで著名なフランス、イタリアや日本も含めて、北欧のデザインはまた大きな流れを作っている感じがしました。