昨日、東京国際展示場で開催されていたINTERPHEX展に行きました。ここ数年参加していなかったので、どのようになっているか見たかったし、製薬関連の最新情報を仕入れに行きました。
数年間行ってなかったので、雰囲気等懐かしく感じました。全体的にハード関連の展示は大きな変化は見られない感じでした。しかし、合成の実験で行っていた撹拌や溶出、包装、その他の機器の展示や、工場建設に対する展示と私の眼には以前に受けた感じと同様に凄いなーの連続でした。合成研究での実験台等も展示されていましたが、奇麗で、機能的で、デザイン性もあり、これだと合成研究も進むだろうなーと感じました。ただ、見過ごしたかもしれませんが、一時急速に普及しだしたHTS関連の展示は無かったようです。でも、HTS関連機器の展示等は機器分析展での展示だったかもしれませんが・・・。そちらに期待したいと思います。
ソフト関連で、数か所のブースでAI という言葉が出ていたので、いろいろと説明を聞いてきました。先々週参加したInterrop24でもAI関連のブースを探して聴いてきたのですが、その時と技術的な状況に関しては大きな変化はありませんでした。生成AI というのは頭文句に出している感じで、適用も事務関連から、基本概念の説明とか、受注してから始めるという感じでした。またAI と言いつつ、最新の生成AIではなく、通常型の分析・予想型のAIであったりと、現場でも混乱しているようです。創薬関連なので面白い生成AI事例があれば・・・と期待したのですが、残念です。いいチャンスなので、世界に後れを取らないようにするという観点でも頑張ってほしいです。
とても楽しかったのは、Fujitsuのブースがあり、現役時代の後輩に会えたことです。彼らと情報交換等いろいろとして来ました。また、Fujitsuではないのですが、創薬関連企業の方で計算機化学関連の仕事をされていた知人の方にも会えて、情報交換出来ました。今回の展示会では、やはり旧知の人々に会えることは、展示と関係なくとてもうれしいです。