インシリコデータ株式会社関連ブログ;Blog of the In Silico Data Ltd..

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2021/01/27

単なるデータベースからコンテンツ(データ)の世界へ

 第三世代:コンテンツ(情報)の世代 ⇒ ただ保存しているだけのデータでは単なるコンピュータの肥やしでしかない。今後はデータ量と内容(コンテンツ)が問題となるであろう。

 コンテンツはデータであるが単なるデータではない。データは単なる情報を入れている器のようなものであるが、コンテンツは器の中に存在するものとなる。データの利用法や展開手法に工夫を加えることでデータが内包するコンテンツを明白な形として取り出し、様々な機能を発出できることになる。これが、単なるデータでなくコンテンツの所以である。

◆単なるデータベース(辞書)からコンテンツ(情報)の世界へ

 データも集積されればデータベース化するということは、従来のコンピュータ技術の常識であった。この場合のデータベースは言い換えれば電子辞書ということである。データ量が多くなれば辞書から辞典、そして大辞典と変化してゆくが、単なるデータの記録書にしか過ぎない。

 データをまとめたデジタル辞書は単なる情報の保存や確認に利用されるもので、内在する情報を用いた活用までは出来ていない。つまり、辞書はターゲット項目を探すもので、データ間に内在するターゲット情報を探し出すものではない。

◆コンテンツ(情報)の探索と活用

 現在、ハードウエアの機能向上およびデータ解析手法の進歩が急速に進んでいる。この結果従来では考えられない量のデータの扱いが可能となり、従来の数字や文字データに加えて音声や画像データが大量に保存され、その記録密度も急速に向上している。大量のデータを表現して「ビッグデータ」と呼ぶが、現在は確実にビッグデータの時代へと突入しており、このビッグデータを処理するデータ解析手法もきわめて多数展開されている。

◆今後の展開は? (ビッグデータ、データサイエンス、人工知能)

 今後は大量のデータを扱うビッグデータ対応のデータベースが中心となり、データベース自体の関連技術も大きく変化するし、既に変化している。また、データ自体も保存にメモリ領域が取られて保存が難しかった画像や音声データも記録密度高くかつ大量に保存される。ひと昔は難しかった画像情報を直接用いた画像検索も主従開発され、実用化されてきた。

 この大量データを扱う手法としてデータサイエンスや人工知能も急速に拡大している。サンプルデータ数が急速に拡大すると同時に、データサイエンスや人工知能も大量データを扱って実行できる手法の開発も進み、こちらはCPUの高速化が大きな貢献をしている。

 現在、GAFAを中心に大量のデータが蓄えられ、これらのデータを用いて様々な要求に答えるデータ解析や人工知能の応用が展開されている。

 一見、データさえあれば何でもできるように見えてくるが、実際にデータサイエンスや人工知能を実施しようとすると、いくつかの問題点が見えてくる。データサイエンスや人工知能をせいどや信頼性高く実施するためには量だけの問題ではなく、もう一つ重要な問題点の解決が必要となる。次回はこの点について言及します。

 次回のテーマ: 

 ◆ビッグデータ、データサイエンス、人工知能を正しく展開し、適用するには?

以上




2021/01/12

デジタル世界:今後を支配するのは何か、何の時代か?

  GAFAとして表現される巨大IT会社はこのデータ蓄積量と内容の活用、データの集積手法等に卓越した企業であり、そのデータ活用を武器として成長してきた。データ量が少ない時はさほどの力を持たなかったが、データ量が急増し、活用技術が強化され、広く展開/適用されるに伴い、世界を支配する力を持つようになっている。

 昔は、ハード的にもソフトウエア的にも大量データを扱うことが困難であった。しかし、ハードとソフトの機能向上により、サンプルデータの急増や活用技術の高度化を可能とした。その結果、サンプルデータそのものが大きな力を持つようになってきた。

 このように、現在から今後はデータが力であるという世界が実現する。まさに、第三世代で大きな力の源泉となるのはデータであるといえる。

第一世代:ハードウエアの機能向上 ⇒ 第二世代:様々なソフトウエアの展開と機能向上

 今後の第三世代はどのようなものとなるのだろうか。

◆第三世代:コンテンツ(データ)の時代

 コンピュータの第三世代はコンテンツ(データ)の世代と考える。コンテンツの量が膨大なものとなると、想像できないことが出来るようになるし、その影響力は極めて大きい。

 従来はデータを集めても単なるデータベースということで、単なる「デジタル辞書」程度に考えていたものがデータの活用次第で想像もつかない力を持つことになる。これが、今後のコンピュータ上での第三世代としての展開となるし、GAFA等の会社はこれを実現している。

 また、ハードウエアの急激な発展に伴い従来はデータとして保存することが困難な情報(画像や音声データ等)も蓄えられ、その画像密度も向上し、データ量も膨大なものとなっている。監視カメラの情報が捜査に重要なものとなっていることは明確である。 

 日本も、コンピュータを考える場合は、第三世代(データの時代)にあることを意識し、コンテンツの充実を図ることが重要と考える。

 次は、「◆単なるデータベースからコンテンツ(データ)の世界へ」というタイトルで考えてみたい。



2021/01/06

デジタル時代は大きく変化してきました。ハードウエアからソフトウエアへ・・、今後は・・❓

 コンピュータが開発されてきてから、コンピュータに関する展開や進歩は時代の経過とともに主役が交代してきました。

 第一世代:ハードウエアの機能向上、第二世代:ソフトウエアの開発と展開、第三世代:??

 第一世代:コンピュータが開発された当初は主としてハードウエア関連での展開が主でした。当初はCPUの速さをいかに早くするかが大きな問題で、真空管からトランジスタそしてICからMPUの開発と、メモリー密度の急速な向上が実現されてきた。また、コンピュータ同士を結合して高速計算を実現する並列化、等々の様々な技術が展開されてきた。

 第二世代:「コンピュータ、ソフトが無ければただの箱と言われるように、コンピュータの能力を発揮するためにはソフトウエアの進歩も極めて重要である。OSによるコンピュータの制御と仕事の実施、ソフトによるタイムシェアリングの実現、多数のコンピュータの並列化、ネットワークの世界展開でのインターネットへの拡大。ハードを手元に持たないクラウド等の技術も急速に展開されている。

 第三世代:「データ・コンテンツが無ければコンピュータやソフトは意味が無いとなるようになるでしょう。現在は様々な分野で個々のプログラムが構築、強化、最適化されている。第二世代の頂点期ともいえる状態である。この流れは当分続くだろうが、この結果として現在はデータの種類や蓄積量が膨大となっている。このデータの集積に対し、データ処理技術として当初は「データマイニング」、そして現在はさらにデータ量が拡大した表現である「ビッグデータ」として表現されている。

 では、第三世代は何が最も重要で、支配力の源泉となるのだろうか? 考えてみよう。

 GAFAとして表現される巨大IT会社はこのデータ蓄積量と内容の活用、データの集積手法等に卓越した企業であり、そのデータ活用を武器として成長してきた。データ量が少ない時はさほどの力を持たなかったが、データ量が拡大し、活用技術が強化され、広く展開されるに伴い、世界を支配する力を持つようになっている。

 昔は、ハード的にもソフトウエア的にも大量データを扱うことが困難であったのが、ハードとソフトの機能向上により、サンプルデータそのものが大きな力を持つようになってきた。

 このように、今後は「データが力である」という世界が実現する。まさに、第三世代で大きな力の源泉となるのは「データ」であるといえる。

 続いて、「デジタル世界:今後を支配するのは何か、何の時代か?」をテーマとして論じてみたい。



2021/01/01

国際学会参加発表時に訪問した場所の旅行ムービー(YouTubeにアップ)です: 一息ついてください

 *2018年:EUROTOX2018、Brussels

 最初にオランダに行き観光し、その後鉄道でブリュッセルに行き、学会参加と発表を行いました。鉄道で数時間で国境を越えて着くと、オランダとベルギーとで食事を含めた文化や景色等が大きく異なることにびっくりしました。

1.2018年8、9月 オランダ/ベルギー旅行(1)Amsterdam - YouTube

2.2018年8、9月 オランダ/ベルギー旅行(2)Brussel - YouTube 


2019年:EUROTOX2019、Helsinki

 学会はフィンランドのヘルシンキで実施されましたが、最初にスエーデンに行き、ストックホルムでフェリーに乗船し、フィンランドのヘルシンキに行き、学会参加とポスター発表しました。その後、空路ノルウエーのオスロに行き、ベルゲン目指しながらフィヨルド観光を行いました。フィヨルドは絶景でした。

1.2019年9月北欧旅行 Sweden - YouTube 

2.2019年9月 北欧旅行 Norway(2) Hardanger fjord - YouTube 

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