GAFAとして表現される巨大IT会社はこのデータ蓄積量と内容の活用、データの集積手法等に卓越した企業であり、そのデータ活用を武器として成長してきた。データ量が少ない時はさほどの力を持たなかったが、データ量が急増し、活用技術が強化され、広く展開/適用されるに伴い、世界を支配する力を持つようになっている。
昔は、ハード的にもソフトウエア的にも大量データを扱うことが困難であった。しかし、ハードとソフトの機能向上により、サンプルデータの急増や活用技術の高度化を可能とした。その結果、サンプルデータそのものが大きな力を持つようになってきた。
このように、現在から今後は「データが力である」という世界が実現する。まさに、第三世代で大きな力の源泉となるのは「データ」であるといえる。
第一世代:ハードウエアの機能向上 ⇒ 第二世代:様々なソフトウエアの展開と機能向上
今後の第三世代はどのようなものとなるのだろうか。
◆第三世代:コンテンツ(データ)の時代
コンピュータの第三世代はコンテンツ(データ)の世代と考える。コンテンツの量が膨大なものとなると、想像できないことが出来るようになるし、その影響力は極めて大きい。
従来はデータを集めても単なるデータベースということで、単なる「デジタル辞書」程度に考えていたものがデータの活用次第で想像もつかない力を持つことになる。これが、今後のコンピュータ上での第三世代としての展開となるし、GAFA等の会社はこれを実現している。
また、ハードウエアの急激な発展に伴い従来はデータとして保存することが困難な情報(画像や音声データ等)も蓄えられ、その画像密度も向上し、データ量も膨大なものとなっている。監視カメラの情報が捜査に重要なものとなっていることは明確である。
日本も、コンピュータを考える場合は、第三世代(データの時代)にあることを意識し、コンテンツの充実を図ることが重要と考える。
次は、「◆単なるデータベースからコンテンツ(データ)の世界へ」というタイトルで考えてみたい。
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