日本初のベンチャー企業であるテトラ・アビエーションが開発した、一人乗りの「空飛ぶ車(電動航空機)」の米国での販売(来春の初納品予定)に向けて活動し始めたそうです。 先日には、自動運転レベル4のEVが中国で販売というニュースがありました。
空飛ぶ車や自動運転は私の若い時や、最近までは「夢」の中での話でした。 当時は、出来ればすごいけれど、こんなの出来るはずがないと思っていました。 しかし、現在はこれらが次々と現実のものとなりつつあります。 空飛ぶ車や自動運転を支える技術が総花的、且つ急速に発展したことと、これらの様々な技術を駆使することで、ひと昔前の夢の実現が現実のものとなりつつあると強く感じます。
現在はひと昔前と比較して、様々な技術が一斉に発展、生まれてきています。 特にコンピュータ関連の技術の発展や広がりは急速で、先の空飛ぶ自動車や自動運転が現実のものとなった大きな要因はIT技術が様々な点で採用され、昔は不可能であったことを可能にしているという点があります。
特に現在急速に発展しているのはデータサイエンスや人工知能研究分野で、これらを支えるビッグデータの技術です。 コンピュータのCPUの発達、メモリーの低価格化と高容量化、インターネット等のネットワーク技術、4G/5G/6G等の通信技術、等々の様々な技術が大きく影響しています。
翻って、化学分野の現状を見てみると、他の分野と比較してその発展が大きく遅れていると感じます。 歴史的に見ると、研究や技術の発展は、①人による総ての作業の実施から始まり、続いて②機械力の導入による高速・大量化への発展、続いてコンピュータによる③自動化への進展で、より高度の生産技術の確立となります。 この発展の次に来るのが、④オートノマス(自律型)化学研究となります。 現在の様々な技術の発展と展開を見れば研究のオートノマス(自律型)化は必然のものとなります。
しかし、時の流れを待つだけで何もしなけらば、いつまで経ってもオートノマス(自律型)化学研究の実現は困難です。 一日でも早く、オートノマス(自律型)化学研究実現に向けて動き出すことが、激しく展開の早い競争時代を生き抜く大きなポイントです。
インシリコデータは、時代の流れと変化が必然的にオートノマス(自律型)化学研究時代を導き、近いうちに現実のものになると考えます。 受動的に時代の変化を待って様子見をする、あるいは他の動きを見てから動くという行動は危険で、自滅します。
インシリコデータは世界的にも、国内的にも活動が殆どない現在こそ、現在の化学研究スタイルを世界に勝てる、最先端のものとすべく、「オートノマス(自律型)化学研究」を推進する活動にチャレンジいたします。 次世代型の研究スタイルとなるオートノマス(自律型)化学研究で次世代型の研究成果を上げることにご興味ある方は、ご賛同いただければ幸いと存じます。