WEBを見ると、イベルメクチンの有効性や承認の可能性等いろいろ議論されている。これらの議論は平常時に議論されるべき内容であり、原理/原則論に支配された固定的な議論である。平常時ならば、時間をかけて十分に議論すべき内容である。
しかし、コロナでの現在の状況は非常事態と言えるもので、自宅療養者が数万人、さらに自宅療養下に万が一病態が悪化したとしても入院困難か不可能な医療崩壊状態に陥っている。このような非常時下で平常時の理論やルールをもとに様々な議論をしても何も進まないし、意味もない。コロナという敵が周辺をうろつき、負傷者や死人が多数出ている状況下で、小田原評定をしてケンケンガクガクしているのとおなじである。
m-RNAワクチンの緊急使用許可を出したFDAは、その理由として”今は緊急時であり、ワクチン投与の効果は副作用による弊害を上回る”として緊急許可を出した。先日(2021年8月23日)、FDAはファイザー製ワクチンを正式承認したが、既に何億人もの人がワクチン投与を行った後である。もし、当時許可を出さずに平常時の理論で正式な承認を待ち、現在に至るまで何もしなかったら、現在はどのようになっているか考えると背筋が凍る。
振り返って日本の現状はどうだろうか。小池知事自らが現在の状況は非常時であると言っている。政治家は口だけで、平民の立場になって考えてはいない。昨日もパラリンピックの歓迎会で小池知事も参加した40人のパーテイが開催されたという。これは慣行であるとの話。正に平時での慣行であり、非常時での慣行は全く異なったものである。小池知事自身が自己矛盾している。
政治が頼りにならない今こそ、平常時から非常時の対応に切り替え、自分の身は自分の力で守る。この自衛で家族や知人、他人へのコロナ拡散やクラスターを防ぐ。この一手として私はイベルメクチンの投与を考える。
イベルメクチンは錠剤で経口投与できるので、気軽に投与し、患者は重症化予防と初期治療に、私と家内は感染予防と重症化を防ぐ目的で服薬する。この気軽さが経口投与の良いところである。さらにイベルメクチンは製品化されているので、副作用の問題はクリアされている。
感染者と看護する人の重症化予防手段としては、経口投与と副作用無しの二大特徴はまさに自宅療養下で、殆ど入院が絶望的な非常時下でのコロナ感染初期や予防に使う時には、理想の薬物である。